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■発病■
2003年3月8日、裏庭の雪だまりを登っている時にブローディーがクンクン言い始めました。名前を呼ぶとこちらに向かってこようとはするものの、足が雪の中に埋もれているような感じでした。再びキュンキュン言ったかと思うと突然倒れ、車道に転がり落ちてきました。心臓が止まりそうに驚いた私はブローディーを家の中まで抱えていきました。全く起き上がろうとしない彼の姿を見て、私は更に恐ろしくなりました。土曜の夕方でかかりつけの獣医が閉まっていたため、30分離れた救急病院に連れて行きました。
診断の結果重度のFCEM・繊維軟骨 性栓塞(Fibrocartilaginous Embolic Myelopathy
*軟骨のような物質が血管中に詰まって起こる急性脊髄梗塞で、4脚全てが影響されていると判明しました。とりあえずステロイドが処方されましたが見通しは全くたたず、とにかく経過を見守るしか方法がないと言われました。ブローディーを家に連れて帰り、私は彼のために出来る事は全てやろうと心に誓いました。とにかく頭とシッポしか動かないので、床ずれが起きないように1時間ごとに体をひっくり返し、スポイトで水を飲ませ、手で食事を与えました。
1週間経って状況は更に悪くなりました。顔と前脚が激しくけいれんし、あまりにも歯がガチガチと強くあたったせいで唇が病変しました。獣医にはステロイドの禁断症状かもしれないと言われました。静脈注射をされ、2〜30分で良くなると言われたにも関わらず全く良くなりませんでした。ブローディーにこれ以上不要な痛みを与えたくない!でも…でも…私は重要な決断を下さなければいけませんでした。その時私は病院でブローディーと、心と心の話し合いをしました。「あなたが私に【ママ、もう十分だよ】とサインを送るまで、あなたを助けるために全てを尽くします」と。
集中治療が始まりました。点滴が始まり、薬がぶら下げられ、 鎮静剤が与えられました。また神経科の病院では、どのくらい病気が進行しているか3日かけて診断テストを受けたりもしました。果たしてブローディーの障害はどれだけ進行するのか…どうも首の上部か脳幹のあたりが病変しているようでしたが、経過については誰も予測がつきませんでした。しかしたとえ彼が回復し、再び歩けるようになったとしても、それは少なくとも何ヶ月か先の事だと言われました。以前から犬の歩行補助具をリサーチしていた事も手伝い、果たしてそういったものがブローディーに適切か獣医に尋ねたところ、ブローディーの場合は障害があまりにも重度なのでまだ早すぎるのではないか、といった答えでした。
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